二科展準入選の川渕大成さんも出展
高畑さんの個展が、いよいよ明日より始まります。今回の個展では、ビジュアルスノウという目の難病を患っておられる川渕大成さんも途中から参加されます。
川渕大成さん
高校1年の3月に目の難病を患うが、目の障害を抱えつつ創作活動に立ち向う高畑宏氏から、人生経験に加え、描くことの楽しさ、生きることの厳しさを教わり、絵の道に進むことを決意する。 現在は、県外の大学に通いながら絵を描き続けている。
川渕さんは二科展で準入選されたのですが、表彰式が今回の個展と重なってしまっため、東京での式を終えてから帰省し、個展に合流されるそうです。
おかげさまで、準入選でした…!
— 川渕 大成 (@tsuru720) 2016年8月30日
■第101回 二科展
◆会期: 2016 8月31日(水)~9月12日(月)
10:00~18:00
◆会場: 六本木・国立新美術館 pic.twitter.com/pS5Noahxv8
(川渕さんのtwittterより)
わが子のように可愛がっておられただけに、川渕さんとの再会を楽しみにしておられます。心あたたまる会となりそうです。
高畑宏さん 北日本新聞に病・障害を乗り越え個展を開催される記事が載る
8/27付北日本新聞朝刊に、指先水墨画家 高畑宏さんの記事が掲載されました。
記事では黄斑変性症という目の障害や現在治療されている病のことが紹介され、治療による副作用と格闘されている今の姿が書かれています。
今回、地元大沢野地区で初めて本格的な個展となるのですが、突然の病に加え、大沢野文化会館が閉館することで開催することを決めた、と。
記事に加え、グイと指を伸ばし大きな作品に臨んでおられる高畑さんの姿をうかがうことができるのですが、実に迫力があります。高畑さんは、今回がおそらく最後の個展になるだろう、とお話されているそうなのですが、個展に対する意気込みが感じられるような写真です。
記事のサブタイトルに「生きざま見てほしい」とあります。絵に加え、高畑さんご自身からもパワーをいただけそうな個展になりそうです。
日時:平成28年9月1日(木)〜4日(日)
午前10時〜午後6時(4日午後5時)
会場:大沢野文化会館ロビー
個展では 実演も予定しています。是非ともお越しください。
指の腹や爪を使って描く水墨画
大沢野文化会館で指先水墨画展
来年3月で大沢野文化会館が閉館となります。
かねてより指先水墨画を地元の多くの方に見ていただきたい、と思っていた高畑さんは、閉館前にこの会館で個展を開催されることにしました。
日時:平成28年9月1日(木)〜4日(日)
午前10時〜午後6時(4日午後5時)
会場:大沢野文化会館ロビー
昨年は治療のため1ヶ月ほど入院されていた高畑さんですが、病状はかなりよくなり、かねてより副作用に悩まされた薬が少しずつ減ることを喜んでいらっしゃいました。現在は、お知り合いの方に個展のお知らせをしたり、個展に飾る作品のレイアウトを思案中。大沢野文化会館ロビーは広いスペースなので過去、八尾で飾った大きな作品をメインに飾ろうか、とおっしゃっておられました。
第4回郷土美術作家展 完成作品
先月開催された郷土作家展で、高畑さんは指先で描く実演をされました。
その場で構図を決める高畑さん。黄斑変性症を患っている高畑さんは、スケッチできないため、今までの記憶で描かれます。
下書きはありません。イメージしたままを指先で描いていきます。
午後1時から書き始め、実演の4時間で完成した作品がこちら。
実演を見ていかれる方は皆、その技に驚いていかれました。
第4回郷土美術作家展 作家による実演
第4回郷土美術作家展では、作家による実演がありました。
6月4日(土) 午後1時〜5時
実演を始めるにあたり、作家さんのご紹介がありました。
革工芸ワークショップ(ストラップ作成)は、津田智子さん
版画の村松憲次さんは、円空仏を彫っておられました。
指先水墨画の高畑宏さん
この日はたくさんの来場者があったそうです。
この日、描くことに集中しすぎたためか、翌朝、筆代わりとして大切にしておられた爪が根元から折れてしまったそうです。
薬の副作用で巻き爪になっているのですが、今回深爪になってしまったので、触れると飛び上がるほどの激痛が走る、とのこと。
それにも増して、絵画制作も影響が出ることを悩んでおられました。
第4回郷土美術作家展
第4回 大沢野美術連合会青少年の芸術を育む会の郷土作家展が先週、市民ギャラリー滝で開催されました。
高畑さんは作品2点展示された上に、実演もされました。
実演の模様は明日、アップいたします。