指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

富山市大沢野文化会館 町制40周年記念鳥瞰図

大沢野町鳥瞰図は、平成6年12月に大沢野町(今は合併にて富山市になる)に贈られました。 この絵を描き終わった辺りから、高畑さんは、目の具体が悪くなったそうです。眼科の診断結果は黄斑変性症。治癒を願い、病院を変えたりされたのですが、結局改善する…

富山市大沢野文化会館 大沢野町鳥瞰精密画

大沢野町鳥瞰図の精密度についてご紹介します。 高畑さんは、平日仕事を終えられた後と休日を使ってこの絵を描かれました。作業は1日で10cm平米しか進まなかったそうです。 途中で雑になりそうなものなのですが、端から端まで精密度は変わりません。 一軒一…

富山市大沢野文化会館 大沢野町鳥瞰図

前記事に続き、大沢野町鳥瞰図のお話を。 この作品、制作にかなりの時間を要しました。その間、新しい建物が増えたりすることで街並も変わっていったのですが、その度ごとに現地へ走り、建物の形や屋根の色を見に行かれたそうです。 ご自宅を指差し紹介する…

富山市大沢野文化会館 大沢野町鳥瞰図

富山市大沢野文化会館に、富山市大沢野地区の大きな鳥瞰図が飾ってあります。 こちら、高畑宏さんがアクリル絵の具で描かれたものです。 描かれている大沢野地区ですが、2005年平成の大合併富山市となる前は大沢野町として独立していました。町は1889年(明…

明治35年当時の大沢野再現図

今回、大沢野美術協会会員展、チャリティ展が開催された富山市大沢野文化会館。 こちらに、高畑宏さんの作品が飾ってあります。 まずは、明治35年当時の大沢野再現図。 明治の頃の大沢野。年配のご親族の方からうかがった話を元に描かれたそうです。 神通川…

四季すだれ

四季の花を小さな色紙に描き、すだれにまとめた作品。 春は桜ではなく、かたくりを持ってくるところが、富山県民。 それぞれの季節で、思い入れが強い花を描かれたことがうかがえます。

色紙壁掛

チャリティ展出展作品より色紙壁掛け。 正方形の色紙の場合、構図に気をつけないとなかなか絵になりません。雀の絵では、左下に空間をもつことで、雀が強調されています。 奥の竹を薄くすることで遠近感を出し、一つの世界を創っています。

イラストレーターとして

目の病を患われる前、高畑さんはイラストレーター、デザイナーとしてご活躍されていました。 学校の副読本のイラストなども描いていらっしゃいました。愛らしいタッチは、子供たちに人気がありました。当時は、高畑さんのイラストでなければならない、という…

ミニ額作品

大沢野美術協会 チャリティ展より。 さらりと描いてあるようにみえるのですが、濃淡が気持ちよい作品。「ひょうたん」は、右上と左下でラインを引いて、それぞれを見比べてみられたら、構図の面白さが味わえます。右下に向かって抜けるような感じは、まさに…

大沢野美術協会 人生訓・色紙

大沢野美術協会 チャリティ展より。人生訓と色紙を。 「人生訓」は、高畑さんの生き方そのものが書かれているような作品。目の病で視野が徐々に欠けていったのですが、それは絶望の日々だったろう、と思います。 それでもあきらめず描き続けるには、相当な信…

大沢野美術協会 チャリティ展

11月7日-9日に開催された大沢野美術協会の会員展では、チャリティ展も同時に開催されました。 お買い上げいただいた作品の売上の一部を市社会福祉協議会に寄付するもの。会員展とは異なり、手頃なサイズのものが多いためか、気軽にアートを楽しめます。 高畑…

第32回 大沢野美術協会会員展 古代魚

大沢野美術協会では、会員展とチャリティ展の二つが同時開催されています。 会員展の出展作品「古代魚」 大型魚というとマス、ブリなど粋がいいものを想像しがちなのですが、そんな中で独特な雰囲気を漂わせているのが古代魚。ほとんど動かないのですが、だ…

第32回 大沢野美術協会 会員展 チャリティ展開催

「第32回 大沢野美術協会 会員展 チャリティ展」が開催いたしました。 11月8日(土)の北日本新聞でも採り上げられています。 写真で壁に展示してある作品のうち、左から2・3・4番目が高畑さんの作品です。うまい具合で真まん中に納まりました。 斜めになっ…