指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

おわら風の盆 前夜祭

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8月28日夜、鏡町の当番と言うことで行ってきました。 会場は八尾の中でも人気のあるおたや階段の下で、座って見る光景は、他で見る事ができません。胡弓、三味線の音が流れると共に2歳くらいの子供から大人までの輪踊りが始まり、周辺はおわらの雰囲気で溢れかえりました。


この会場の近くに杉風荘があり、私が6年前最初に「坂のまちアート」に出展したところで懐かしい町です。今年も10月7〜9日の3日間、同じ会場でやりますので、ぜひ訪れて下さい。

会員展 出展作品

[樹に憩う]1200×800

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この作品は主に指で描いていますが、今回は補助的に割り箸を使ってみました。
これまでにない質感とリアルな作品に仕上がりました。

制作時間も、約半月かかり自信作になったかと思います。

 

 

[生命(いのち)]90×70

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この作品は、たくましい生命力をイメージして描きました。
桜の古木の根元に力強く誕生した花に感銘を受けました。

 

実際に描いた作品は、是非、富山県民会館へ足を運んで、ご覧下さい。

中学生と指先水墨画体験

8月2日水曜日大沢野中学校美術クラブの生徒と指先水墨画教室体験を開きました。


最初は、指に墨を付けるのに抵抗があったようですが、描き始めると楽しく一生懸命取り組んでいました。


最後に代表して「貴重な体験をさせて頂きありがとうございました」と言葉を受けました。

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生徒さん達は悪戦苦闘しながら頑張っています。

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富山県立中央病院に2つめの指先水墨画を寄贈

指先水墨画家 高畑宏さんは、富山県立中央病院に水墨画を寄贈されました。

 

高畑さんは2年前、病気治療のために富山県立中央病院に1ヶ月以上入院されました。そして、その治療は今も続いています。

 

自身、重い病いを患ったことで、少しでも患者さまの気持ちに寄り添い、励ましたい、という想いからこの絵を描かれました。

 

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ご覧になられた患者さまの中には、絵に込められたメッセージに深く共感されると同時に、目の病いに患いつつ全て指先で描かれた画家のことを知り、自分も病いに負けてはいけない、という勇気をいただいた、という方もいらっしゃいます。

 

富山県立中央病院には、すでに冬椿を描いた作品を寄贈されています。夏と冬で作品を入れ替えていただけるそうです。

 

 

第5回大沢野美術連合会青少年の芸術を育む会 郷土美術作家展 谷口信夫さん実演

第5回大沢野美術連合会青少年の芸術を育む会 郷土美術作家展の最終日。

 

平成28年日展工芸部門特選作家 谷口信夫さんによる円空佛制作の実演が行われました。

 

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会場にノミの音が響き渡ります。

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30分ほどで魂が宿る作品が仕上がりました。

 

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