指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

川渕大成さんの活動

川渕大成さんは高校1年生の春、突然目の病に犯されたものの、描くことで絶望から立上がり、今は筑波にある大学に通っておられます。

 

同じく目に障害を抱えつつ描いておられる高畑さんからは多くの勇気をもらったそうで、帰省の度ごとに高畑さんのところに挨拶にうかがっておられるそうです。

 

川渕さんから3/14付常陽新聞に掲載された記事をいただきました。

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「ひと」というコラムでかなり大きく採り上げられています。興味深いのが、川渕さんが絵をユーモアを表現するための手段と考えておられること。「にもかかわらず笑う」というユーモアの定義に強くひかれたそうで、ユーモアに詳しい上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケンさんにも興味をもっておられる、と記事には書いてありました。

 

それにしてもユーモアの定義が「にもかかわらず笑う」というのは意外です。

 

そんな川渕さんですが、現在、大学付属病院の東西医学統合医療センターに多くの絵を飾っていただいているそうです。

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自分が辛い思いをしているだけに、「にもかかわらず笑う」ことを意識されるのかもしれません。病院を訪れられる多くの方に川渕さんのユーモアが伝わるといいですね。