指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

大沢野文化会館での指先水墨画展の模様が北日本新聞に載りました

昨日より始まった大沢野文化会館での「高畑宏 指先水墨画展」の模様が今朝の北日本新聞に載りました。

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新聞では昨年、病いの告知を受けた際に手掛けた「勇虎」が紹介されていました。

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今回も個展についてご紹介していきます。

大沢野文化会館入口にある指先水墨画展の看板も高畑さん直筆。

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個展では、最近の作品を中心に50点展示されています。

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色紙コーナー

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工芸作品に形をかえたものなど

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現役時代はイラストレーター兼デザイナーとして活躍されていたのですが、その頃の作品も展示してあります。

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高畑さんは今回、多くの方とお話できることを楽しみにされていました。

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習字の先生とお話される高畑さん。絵は人差し指、文字は中指と使い分けされているそうです。

 

お話が終えた後はすぐに実演に戻られます。目の障害についで昨年見つかった病いといった絶望を味わったからこそ、個展が開催できる喜びを感じておられるのでしょう。

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この一年は薬の副作用による巻き爪やひび割れに悩まされる時期でもありました。紙に指をついたり、墨を手につけただけで激痛が走った、とおっしゃいます。

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そんな中でも、地元大沢野で少しでも多くの方に、絵と生きざまを見てほしい、そんな思いで描き続けられたそうです。