指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

看護学科の先生の粋な計らい

高畑宏さんの治療入院、当初より退院が延びてしまいました。

 

そんな中、楽しい出会いもありました。先週、看護学科の学生さんが研修にいらしておられるのですが、その方々とお話されるのが楽しみ、とのこと。

 

その中に平村出身の学生さんがいらっしゃいました。平村では、地元の民話を綴った副読本が教材として子ども達に配られるのですが、その本のことを憶えていた学生さん、イラストを担当されたのが高畑さんと知り、有名人と会ったかのごとく驚かれたそうです。

 

研修が終わってしまい、本来ならば患者さんのところにうかがうことは禁止といったところなのでしょうが、その学生さんが学校で先生にお話されたところ、条件付でもう一度会う許可をいただけたそうです。

 

再会の話を聞いて高畑さんも感激。学生さんに見せるために麦屋節のイラストを急いで描かれました。

 

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病院の現場では、病気治療だけでなく、心の触れ合いも重要だ、ということを看護学科の先生もわかっていらっしゃるのでしょう。

先生の粋な計らいに感謝です。