指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

風の盆始まる

高畑さんの病室窓際。

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おわら風の盆」、そして来月開催される「坂のまちアートinやつお2015」。八尾のことを考えておられるようです。

 

坂のまちアートinやつお2015」では、同じく目の病いを患っている川渕大成さんと共同出展される以外に、今年10月に100歳になられるお母さんの塗り絵を飾ろう、と考えておられます。お母さんは京都で修行し、羽織の刺繍をされていたそうです。

 

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お母さんの絵を並べることで、感謝の意を伝えたいという思いが伝わってきます。

 

また、毎年展覧会が始まる前に描いていた大きな水墨画。今年は会場が広いので、現地で描くパフォーマンスをしようかな、とおっしゃっておられました。

 

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(去年の作品)

 

紙の大きさは横3m60cm、縦1m50cm。当日はここに指で水墨画を描かれます。

 

治療の入院をされる時は、坂のまちアートinやつお2015」の出展見送りすら考えておられました。そう考えると、水墨画のパフォーマンスを考えるほど元気になられて本当に良かったです。

 

4日の退院まであと2日となりました。