指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

明治35年当時の大沢野再現図

今回、大沢野美術協会会員展、チャリティ展が開催された富山市大沢野文化会館。

 

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こちらに、高畑宏さんの作品が飾ってあります。

 

まずは、明治35年当時の大沢野再現図。

 

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明治の頃の大沢野年配のご親族の方からうかがった話を元に描かれたそうです。

 

神通川河岸段丘として広がった大沢野は、台地であったため、水を確保することができず、耕作ができない荒れ地だったそうです。江戸の終わりから明治、大正にかけて大沢野用水の改修工事が行われて、徐々に水田をつくることが可能となりました。

 

この絵の頃は、土地が整備されつつある頃をあらわしています。

 

現在の地図と昔聞いた話を結びつけ、忠実に再現された鳥瞰図。歴史を語る上で、貴重な絵画といえるでしょう。