指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

大沢野美術協会 チャリティ展

11月7日-9日に開催された大沢野美術協会の会員展では、チャリティ展も同時に開催されました。

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お買い上げいただいた作品の売上の一部を市社会福祉協議会に寄付するもの。会員展とは異なり、手頃なサイズのものが多いためか、気軽にアートを楽しめます。

 

高畑さんが描かれた絵も展示・販売されていました。

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「赤富士」は、麓のグラデーションにより、神々しさが引き出されています。瓢箪人生は黄色が印象的。見ているだけで元気になります。「黎明雨晴」は気嵐(けあらし)と朝日を描いた作品。朝日で島が黒く浮かび上がる光景が描き込まれているのはもちろん、日の光と波間の白が効いています。

 

爪、指先、指の腹を巧みに使い分けることで、筆でもなかなか描ききれないグラデーションや濃淡を表現されておられます。