指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

坂のまちアートinやつお 2014 明日から始まります

「坂のまちアートinやつお 2014」がいよいよ明日から始まります。

 

以前、高畑さんは弟子はとらない、と話しておられました。目の病を患っておられるので的確な指導ができないからでしょう。そんな高畑さんですが、同じく目の病を患っておられる川渕大成さんに対しては、我が子のように面倒を見ておられました。

 

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高畑さんが大成さんに贈られた詩。もちろん、指先で書いていらっしゃいます。

 

大成さんも、ある日を境に目の具合が悪くなりました。モノを見よう、と思ってもテレビの砂嵐のようにしか見えないそうです。

 

絵を描こうにも、自分で色を認識することができないので、傍について色を教えてあげないと描けない状態。そんな大成さんの心の支えになったのが高畑さんなのです。

 

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昨年のアート展では、多くの人に見にきてもらえ、お二人とも大変喜んでいらっしゃいました。

 

反面、同情を買う目にハンディを抱えながら描いていることをもっとわかってほしいんじゃないかな・・・、傍で見ていてそんな風に思い、少し寂しくなりました。

 

この三連休、台風の影響で天気が崩れそうな予想なのですが、多くの方々に見ていただき、さらに声をかけていただきたいです。

 

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明日から三日間、樹の根元で腰掛けてお待ちしております。心の世界を描いた絵をご覧ください。

 

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「坂のまちアートinやつお 2014」は平成26年10月11日()~13日()まで越中八尾の町屋で開催しています。