指先水墨画 高畑宏

黄斑変性症とつきあいながら指先で描き続ける画家

坂のまちアートinやつお 2012

アートが溶け込む街

越中八尾の街並み。縁台があったり、季節の植物がたたずんでいたり・・・、どことなく情緒があります。 近代的なアートスペースもいいのですが、自然溢れる中でのんびりと作品を鑑賞 できるのが「坂のまちアートinやつお」のいいところ。 そして自然も立派な…

渓流の絵

渓流の絵は、横幅4尺(約3.6m)の巨大な作品。 目が悪くなる前にご覧になられた水の流れを思い出し、その迫力を描かれたものです。岩のごつごつした感じや、勢いのある水の流れがリアルに描かれています。

おわらと紅葉

アート展が開催される八尾は、おわらで有名な街。9月1〜3日の祭りの間、坂の街は観光客で賑わいます。 ただ幽玄な踊りは、どちらかといえば、どことなく、しっとりとした感じが似合うよう。 秋の到来をしみじみといわうお祭りなのだろう、と思います。

アート展 小さいサイズの作品

アート展では、小さな作品も展示しています。 皆さん、自分なりにお気に入りの作品を探していかれます。 描く側も、いろんな絵や書を用意しています。

塗り残しで立体感を出す

水墨画の難しいところは、塗り残しによって明るい部分を表現しなければならないこと。 描く前からある程度、計算し、墨を落としていかねればなりません。 樹の幹から根への表情、虎の背後など。効果的な塗り残しによって、作品が立体的に見えるように表現さ…

坂のまちアート 町屋の楽しみ

坂のまちアートでは町屋をお借りして展示させていただきます。生活の場もその時だけはアートスペースに変わるのです。 町屋で、作品を飾らせてもらうと、作品が生活の場に馴染むのがよくわかります。ずっと前から置いてあったようにも思えるのが不思議。 非…

実演会ならではの楽しさ

アート展で描いていると、人だかりができます。 決まって言われるのが、指で描いているとは思わなかった、と。 さらに、なぜ指で描いているか?ということについて話すと、皆さん、驚き、改めて絵をご覧になられます。 実演会は、こんな出会いがあるから止め…

指先水墨画 実演

「坂のまちアートinやつお 2012」での指先水墨画 実演コーナーより 指を立てて描くことで、強くシャープな線があらわれます。 肩やひじを中心に弧を描いてしまうので、まっすぐな線を引くのは意外に難しいです。 筆だとあっという間に描けるのですが、指の場…

坂のまちアートinやつお 2012

今日からは、「坂のまちアートinやつお 2012」での活動をご報告いたします。 場所は「高宗」。 窓を開けると室内が明るい上に、通りを歩いく方々が覗いていかれたのが印象的なスペースでした。 「坂のまちアートinやつお 2012」といえばこの作品。 お気に入…